一大温泉リゾート地の箱根の地名の由来しってますか?
土地の名にはそれぞれ由来があり、その名から土地の様子や、土地を領地していた権力者の名などを知ることができる。では、箱根にはどのような由来があるのだろう。『万葉集』には、「波故祢(はこね)」という万葉仮名で2首、「筥根(はこね)」で1首歌われている。また、奈良時代の天平宝字元年(757)に創建された箱根神社の縁起書には、駒ヶ岳に登った高僧が、周囲の山並みを見て、「梵篋(仏具を入れる箱)に似ている」と言い、筥根山と名付けたと書かれている。平安時代の歴史書である『日本紀略』には、延暦21年(802)に起きた富士山の噴火で当時の主要道であった足柄峠を越える道が通れなくなったため、僧荷路を開く」という記...